介護美容DAO エステ研修 講師を務めました

― 座位での安全なエステ技術を、基礎から応用まで ―


先日、介護美容DAOにてエステ研修の講師を務めさせていただきました。


今回の研修では、「座位で行うエステ技術」をテーマに、初心者から経験者まで幅広いレベルの受講生の皆様に向けて講義と実技指導を行いました。
私はエステティシャンとして10年以上、サロンでの施術経験を積んできました。
その経験を、介護美容というフィールドにどう落とし込むか。
“安全であること”と“心地よいこと”の両立をどのように実現するか。
今回の研修では、その具体的な方法を体系的にお伝えしました。


介護美容におけるエステ技術の重要性


近年、「介護美容」「ケアビューティー」という分野は注目を集めています。
高齢者施設や在宅介護の現場において、メイクやネイル、エステなどの美容ケアは、QOL(生活の質)の向上に大きく貢献します。


しかし一方で、次のような声も多く耳にします。


・学校で基礎は学んだけれど、自信が持てない
・座位での施術が不安
・どこまで触れてよいのか判断が難しい
・高齢者の肌に対して、通常のエステ技術をそのまま使ってよいのか迷う


今回の研修には、そのような思いを抱えた12名の受講生が集まってくださいました。



介護美容におけるエステは、一般サロンでの施術とは前提が異なります。
・長時間の仰臥位が難しい
・皮膚が薄く乾燥しやすい
・循環機能が低下している
・既往歴や服薬状況に配慮が必要
そのため、技術の“強さ”ではなく、
触れ方・圧・角度・時間配分・観察力が極めて重要になります。


今回の研修では、
・高齢者の皮膚特性の理解
・座位で安全に行うフェイシャル手技
・NGサインの見極め方
・「続ける」「やめる」の判断基準
といった内容を、実践的にお伝えしました。
技術は単なる動きではありません。
“どのような状態を見て、どのように判断し、どう触れるか”というプロセスそのものが技術です。
初心者から上級者まで理解できる研修設計
今回意識したのは、「どのレベルの方にも分かりやすい構成」にすることでした。
初心者の方には、

・手順の整理
・基本圧の確認
・安全確認のポイント
経験者の方には、

・応用的な圧のコントロール
・高齢者特有の変化への対応
・“やりすぎない勇気”の重要性
を中心に解説しました。
「学校で習ったことが、ようやく腑に落ちました」
「座位での施術に自信が持てそうです」
そんなお声をいただき、私自身も大きな学びを得る時間となりました。
介護美容講師として伝えたいこと
介護美容の現場で求められるのは、派手な技術ではありません。
・安全性
・観察力
・判断力
・そして“その方らしさ”を大切にする姿勢
エステは、若返らせるためのものではありません。
その方が今の自分を肯定できる時間をつくること。
それが介護美容におけるエステの役割だと考えています。
技術は、経験年数だけで磨かれるものではなく、
「なぜその手技を行うのか」を理解することで深まります。
今回の研修が、受講生の皆様にとって
“自信を持って現場に立てる一歩”となっていれば嬉しく思います。


介護美容研修・講師のご依頼について


和み彩では、
介護美容エステ研修
座位フェイシャル技術指導
施設職員向け美容講座
ケアビューティー実技講習
などのご依頼も承っております。
介護施設様、養成スクール様、地域団体様など、
目的やレベルに合わせた研修設計が可能です。
介護美容の現場で本当に活きる技術を、
分かりやすく、実践的にお伝えいたします。
どうぞお気軽にお問い合わせください。

介護美容は、単なる美容サービスではありません。
それは「生きる力」を引き出すケアのひとつです。
今回のエステ研修を通じて、
あらためてこの分野の可能性を感じました。
学び続ける人が増えるほど、
介護美容の未来は明るくなる。
これからも、現場と教育の両面から
介護美容の発展に貢献していきたいと考えています。

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